はじめに
社会人になってからというもの、学ぶ機会はたくさんあるはずなのに、「なんだか学びが身につかない」「読んでも行動に活かせないなぁ」と感じることが多くなりました。そんなモヤモヤを抱えながら読書を続けていたある日、ふと思ったんです。「もしかして、自分は“学び方”そのものを知らないのかも?」と。
今回は、そんな気づきのきっかけになった2冊の本をご紹介します! ひとつは、学びを体系的に深めていくための方法を解説している本。もうひとつは、読書を行動に変えていくための読書術について書かれた本です。
この2冊から得た学びと、それをどうやって日常生活に活かしているのかをシェアしていきますね。
なぜ“学び方”を見直す必要があるのか
これまでの僕は、何かを「ちょっとやってみた」時点で「うん、もうOKかな」と学びを終えた気になっていました。たとえば、あるスキルをちょこっと触って「なんとなくできたな」と思ったら、すぐに次に進んでしまう…みたいな感じです。
でも、それって本当に“できるようになった”とは言えないんですよね。ましてや誰かに教えられるレベルにはほど遠い。
この「やってみた=学び終了」な考え方が、成長を止めていたんだなと気づきました。
学びには4つの段階がある
概念 → 具体 → 体系 → 本質
本の中では、学びには4つのステップがあると紹介されていました。
- 概念の理解(知っている)
- 具体の理解(やってみた)
- 体系の理解(できる)
- 本質の理解(教えられる/抽象化できる)
多くの人は、2番目の「やってみた」で満足してしまうけれど、そこでもう一歩踏み込んで「もっと深く理解するにはどうすればいい?」と考えることが、学びの質を変えるんだと気づかされました。
情報マップと学習ロードマップ
まずは、目次や書評からキーワードを拾って「情報マップ」を作ります。これで学ぶべき範囲全体をざっくり把握できます。
次に、自分が目指すゴールを描いて、そこに向かう「学習ロードマップ」を設計!これはまさに“登山の地図”みたいなものですね。
ラーニングジャーナルと本質の抽出
学びの過程では「ラーニングジャーナル」を使って、自分の気づきや変化を記録していきます。そして、それがある程度たまってきたらチャート化してみる。
ポイントは、「この学びの本質ってなんだろう?」と自分の言葉で言い換えてみること。最近は僕も「この本、一言で言うとどういうこと?」とまとめるようにしています。
読書を「収穫」に変える読書術
お散歩読書から登山読書へ
次に紹介するのは、“読書術”についての本です。この本では、「ただ読むだけ」の“お散歩型読書”から、「目的を持って登る」“登山型読書”へシフトしようと書かれていました。
読書も、ゴールを決めてから登ると見える景色が変わってくるんですね。
「この本を読んで、自分はどうなりたい?」
そうやって妄想してから読み始めるだけで、意識がガラッと変わる感覚がありました。
奥義の発見と特訓プラン
この本では、読書で得た「なるほど!」な気づきをリスト化して、そこから“奥義”を見つけ出すという方法が紹介されていました。
そして、その奥義を徹底的に自分に当てはめて、練習(=滝行!)してみる。なんだかゲームみたいで楽しいですよね。
読む → 抽出 → 解釈 → 実行、っていう流れを持つと、読書が“行動の武器”になるんだなって思いました。
選書術と“本の山”
選書のコツもかなりユニークで、
- ジャンルごとに“本の山”を作る
- 山のてっぺんに「これは!」という本を置く
- 共通点や傾向を分析する
こうすることで、自分の読書傾向が見えてきて、「今の自分が求めてるもの」も見つけやすくなります。
僕が実生活で意識し始めたこと
この2冊を読んでから、学びに対する姿勢が少しずつ変わってきました。
特に意識していることがこの3つです!
- 本を読む前に「どんな自分になっていたいか?」をイメージする
- 気づきは“なるほどリスト”として記録しておく
- 読んだ後の変化や思考を「ラーニングジャーナル」としてまとめる
まだまだ練習中ではありますが、「読んだら終わり」ではなく、「読んだあとが本番」という感覚が芽生えてきました!
まとめ|読書は行動の始まりにできる
今回紹介した2冊を通して、僕自身の読書や学びの姿勢がグッと前向きに変わりました。
「読んだだけで満足しちゃう…」という方や、「もっと成長につなげたい!」という方には、どちらもめちゃくちゃおすすめの本です。
学びは“才能”じゃなくて“スキル”。意識すれば、誰でも伸ばせるし変えられる。
読書を“行動のきっかけ”に変えられたら、人生はもっと楽しくなるはずです♪
📚この記事で紹介した本
📘知識とスキルを最速で稼ぎにつなげる 大人の学び直し
「学びってどう深めていけばいいの?」という悩みに効いた一冊。
情報マップやラーニングジャーナルなど、大人の学びを体系化するヒントが満載です。
📘今度こそなりたい自分になる!1冊まるごと「完コピ」読書術
“読むだけ”で終わらせたくない人にぴったり!
「なるほどリスト」「奥義抽出」「特訓プラン化」など、読書を実行力に変えるフレームが盛りだくさん。